|
テレスコープ義歯とは?
テレスコープとは、ドイツで古くから使用されている、最も信頼の高い、精密な義歯製作技法です。リーゲル義歯、コーヌスクローネ義歯、レジリエンツ義歯などの総称になります。
テレスコープ義歯は、通常の入れ歯のようにクラスプ(バネ)で歯に維持(固定元)を求めるのではなく、内冠と外冠という2重の冠を使って入れ歯を嵌め込む義歯です。 |
 |
歯を形成し、その上に通常の被せ物と同じ様な加工を行い、特殊な構造の内冠というものを作製します。その上に内冠に適合する外冠を製作し、外冠という取り外しのできるブリッジもしくは入れ歯を装着・固定します。内冠と外冠とが装着時に一体化するような構造になっています。
■テレスコープ義歯のメリット
クラスプ(バネ)がないため、目立ちにくく、審美的機能的回復がも可能です。
体に対する健康面、機能面に優れ、大変な外科手術(インプラント)の必要がありません。物を噛む感覚が通常の入れ歯と比べ格段に良く、夜間も装着したまま寝ていただくこともできます。
また、歯に動揺があっても作製することが可能で、抜歯してもその義歯を修理して使うことができます。 |
■テレスコープ義歯のデメリット
通常の入れ歯のように他の歯に負担をかけることはありませんが、歯を削る必要があります。
また、高度なテクニックを要するため、行っている歯科医師が少なく、通常の入れ歯に比べ費用がかかります。 |
■代表的なテレスコープ義歯
テレスコープ コーヌスクローネ |
 |
コーヌス クローネは、茶筒の原理を応用した義歯です。摩擦抵抗を維持力として義歯を安定・固定させます。
|
|
テレスコープ リーゲル |
 |
リーゲルとは、日本語に訳すと閂(かんぬき)のことで、鍵を掛けることを意味します。義歯はレバーの開閉構造により義歯を固定させ、着脱操作が簡単に行えます。 |
|
テレスコープ レジリエンツ |
レジリエンツ テレスコープは、歯が1〜3本しか残っていない場合に適用する義歯です。外見は総義歯と同じような形になりますが、粘膜に義歯を吸着させるため、外れる不安がありません。
1本でも残っていれば咬み心地が違います。4本以上残っている場合はコーヌスになります。 |
|
|
 |